産業用ロボットで業務効率化！マテハンを自動化するメリット・デメリット|株式会社OTECH

マテハンについて

マテハンは「マテリアル・ハンドリング」の略称です。工場内で取り扱うモノの移動に関わるすべての作業を意味します。物品の積み込み、搬送、保管、取り出し、仕分けなどが主な業務です。また、作業に用いるフォークリフト、搬送用ロボット、自動倉庫、ピッキングシステムといった機器やシステムを指す場合もあります。

これまで製造や物流の現場では、フォークリフトや台車などを用いて手作業でモノを運ぶのが一般的でした。しかし、作業工程を人の手で行っていては非効率です。加えて業界の人手不足も浮き彫りになっており、このような経緯からマテハンを自動化し、業務の効率化や省人化を図る動きが広まっています。

マテハンを自動化するメリット

人が行っていた作業を自動化すると生産性を著しく向上できます。例えば、工場は24時間稼働が可能になり、稼働させた分だけ生産性は高まるでしょう。人が常に24時間、働き続けることは不可能です。自動化を進めることで生産スピードを一定に保ちつつ、人為的なミスを防ぎながら稼働し続けられます。

また、人件費の削減にもつながります。人の手を介してマテハンを行う場合、原材料や製品、重量があるモノなどを運ぶために多くの作業員を導入しなければなりません。自動化により、作業員に割り当てていた人件費を削減可能です。その分、原材料の確保や工場の運営などに充てられ、生産性向上が期待できます。

マテハンを自動化するデメリット

デメリットは自動化のための導入コストがかかる点です。産業用ロボットの購入や導入には数百万円以上のコストがかかるため、初期費用を回収できる可能性が見込めない場合、おすすめできません。また、ロボットに何らかのトラブルが発生すると稼働がストップし、業務に影響を及ぼすことも考えられます。さらに、トラブル対応のコストがかかる点もデメリットといえるでしょう。

産業用ロボットを導入したいときは、専門知識を有した企業に依頼することが重要です。また、すぐに連携を取れる体制の構築、定期的なメンテナンスの手配などの対策も欠かせません。

マテハンの自動化を検討する際は、メリットだけでなくデメリットも踏まえることで自社に適した選択ができるでしょう。株式会社OTECHでは、産業用ロボットのプログラム構築などに関する知識を有した技術者が揃っていますので、お気軽にお問い合わせください。